バイク用バッテリーの種類
バイク用バッテリーの種類ですが、大きく下記の3種類があります。
・開放型バッテリー
・密閉型バッテリー(MF型:メンテナンスフリー型)
・リチウムイオン系バッテリー
バイク用開放型バッテリーの特徴
「開放型バッテリー」はバッテリーの蓋にキャップが付いており、解放できるタイプのバッテリーです。昔から広く普及しており、価格も安く抑えることができます。
開放型バッテリーには、6V・12Vのものがあり、6Vは年式の古い車両などに使われていたりします。
開放型バッテリーは、使用を続けているとバッテリー内部の溶液が減少するので、減少している場合は、定期的にバッテリー液(精製水)を補充する必要があります。
充電時に上部の蓋を開けて発生したガスを逃がすことができるので、急速充電が可能という点も特徴です。
バイク用密閉型バッテリー(MF型:メンテナンスフリー型)の特徴
密閉型バッテリは、メンテナンスフリー型バッテリー(MF型バッテリー)とも呼ばれ、開放型バッテリーのような蓋がなく、バッテリー液を補充する必要がない「メンテナンスフリー」な構造になっています。
化学反応によって発生したガスはバッテリー内部で吸収・還元されるため、バッテリー液が減ることがないためです。
MF型バッテリーに開放型バッテリーの充電器を使うと、発生したガスが容器内で吸収しきれなくなり、バッテリーが膨らんだり破裂したりする恐れがあるため、MF型バッテリーを充電する場合、MF型バッテリーに対応した充電器を使用する必要があります。
価格は開放型バッテリーに比べるとやや高くなります。
バイク用リチウムイオン系バッテリー
リチウムイオン系バッテリーは、最近になって市場に出回るようになったバッテリーで、鉛バッテリーより軽量で、自然放電も少ない高性能なバッテリーです。
そのため、他のタイプのバッテリーに比べ価格が高くなる傾向があります。また、充電には、リチウムイオン系バッテリーに対応したバッテリー充電器を使う必要があります。
このように、選択するバイク用バッテリー充電器が、上記のそれぞれのタイプに対応しているかを確認する必要があります。
バイク用バッテリー充電器の種類
バッテリーにも種類があるように、それに対応したバッテリー充電器の種類があります。
対応していないバッテリー充電器を使うとバッテリーの破裂や火災につながる危険があるため、必ず対応するバッテリーのタイプを確認する必要があります。
開放型バッテリー用充電器
「開放型バッテリー専用充電器」の場合、開放型バッテリーのみに使用ができる充電器となっています。
充電時には、ガスが発生するため上部の蓋をとってバッテリーを充電する必要があります。バッテリー液が減っている場合はセル(バッテリー内部で区切られている)ごとに補充する必要があります。
また、開放型バッテリー専用充電器では、強い電流で充電を行うため、密閉型バッテリーなどに使うことはできません。
トリクルバッテリー充電器
「トリクル充電器」は、「トリクル充電方式」という微小な電流で充電し続ける方式のバッテリー充電器で、満充電になると、さらに微弱な電流で満充電を保つようになっており、主に密閉型バッテリー(MF型バッテリー)に適した充電器です。
「トリクルバッテリー充電器」の売れ筋1位は「スーパーナット 全自動12Vバイクバッテリー充電器」で、密閉型・開放型の両方に対応している他、防水・防塵機能にも対応した充電器となっています。
サルフェーション除去機能
「サルフェーション」とは、バッテリー端子に付着する「硫酸鉛」のことを言います。「サルフェーション」は通電性を低下させ、バッテリー性能の劣化や、バッテリーあがりの主な原因となってしまいます。
トリクルバッテリー充電器にはこの「サルフェーション」を除去する機能が付いているものがあり、少し価格は高くなりますが、強めの電流を流すことで「サルフェーション」を溶解し本来のバッテリー性能を回復させる役割があります。
バイク用バッテリー充電器の売れ筋ランキングにも入っている「オプティメート4 デュアル」にはこの「サルフェーション除去機能」が搭載されています。
リチウムイオン系バッテリー専用充電器
リチウムイオン系バッテリー専用充電器は、各メーカーごとのリチウムイオンバッテリーに対応した専用のバッテリー充電器を使う必要があります。
このように、バイク用バッテリー充電器にも、いくつかの種類があるため、適応するバッテリーのタイプを確認する必要があります。
以下でバイク用バッテリー充電器の最新の売れ筋ランキングをみることができますので、是非参考にしてみてください。